戦跡と追悼碑をめぐる旅 TOPICS

戦跡と追悼碑をめぐる旅

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投稿者:南里章二

はじめに

はじめに

2017年の春から夏にかけて、私はマレーシアとシンガポールにある日本軍占領時代の戦跡を訪ねて二度の旅に出かけた。今までに40年以上をかけて世界の全独立国すべてを訪れ、高校で世界史を教えてきたが、マレーシアでの華僑虐殺については恥ずかしながらほとんど知らなかった。1度目はセレンバン、マラッカ、ジョホールバル、シンガポールを一人で旅し、2度目は「戦跡をめぐる旅」を40回以上も重ねてこられた高嶋伸欣氏のツアーに参加し、生存者や現地の方々と深い交流を持つことができた。

世界史において、戦争や抗争による虐殺事件は枚挙にいとまない。ヒトラーによるユダヤ人大虐殺、日本軍による南京大虐殺、カンボジアのポルポト政権による虐殺、ベトナム戦争時のアメリカによるソンミ村虐殺、そして現在も進行中のパレスチナ・イスラエル紛争、シリアの内戦。それらの犠牲者は眩暈をおこしそうな数になる。世界史はまさに虐殺の歴史ではないかと思えてしまう。しかしこれらを単なる『数の統計』にしてはならない。日本が加害国として行った事実を現地に立ちしっかり見つめていこう。

投稿者:南里章二

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