もう一つの日マ交流誌 ―マレー世界に渡った日本人 TOPICS

もう一つの日マ交流誌 ―マレー世界に渡った日本人

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投稿者:田中淳夫

はじめに マレー世界と関わった知られざる人々

はじめに

マレーシアと日本の歴史的な関わりを記していきたい。具体的には、主にマレーシアを訪れたり滞在した歴史的な人物を介して、いかなる交流があったのか浮き彫りにする。日本人がどのような状況でその土地に足を踏み入れたのか、そこで何をしたのか……日本人にとってのマレーシアを考える際の一助になる情報が提供できれば幸いである。またできる限り無名の人々に焦点を当てたい。

ここで扱う時代は、古代から1945年までとする。明治以降は多数の日本人がマレー世界を訪ねているが、その中でも特異な目的・体験を持った人物を筆者なりの基準で選定したものである。マレー系民族が住む土地に訪れた日本人の中で、特異な体験および目的を持っていた人々を紹介していきたい。戦後のマレーシアと日本の交流は、テーマをさらに絞って改めて紹介できればと思っている。

なおマレーシアといっても、現在の国が成立するのは戦後である。厳密に現在の領域にこだわっても、過去の日本人が訪問した場所を特定するのは難しい。そこでマレー世界という括りにする。現在の地域・国名で表わせば、マレーシア、インドネシア、シンガポール、ブルネイのほか、タイやカンボジア、ベトナムなどの沿海部も視野に入れる。

もちろん時代が後世になれはなるほど、明確に訪れた場所がわかってくるから、絞り込んでいけるだろう。明治以降は現在のマレーシアに相当するマレー半島とシンガポール、それにボルネオに注目して取り上げていきたい。

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